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Fablic開発者ブログ

Think User First #2 - Cookpad × Fablic を開催しました!

こんにちは!デザイナーのkobachiです。 12/2(水)にThink User First – Cookpad × Fablicの第2回目を開催しました。 今回のテーマは「仮説と検証」です。

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山口 有由希(やまぐち ゆうき) Fablic/デザイナー

「FRILの機能追加/改善における仮説と検証」

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山口の発表テーマは、フリルの中で出品者と購入者がお互いを評価し合う、取引評価機能の改善について。 悪い評価がつくことでユーザーの退会に繋がることがあるため、非常に重要な機能です。 山口が仮説検証を行う際、気をつけているポイントは以下の3つ。

1.「問題の洗い出しは素早く、しっかり」
2.「まとめはチーム全体に見える化」
3.「仮説は小さく、早く試せるものから」

また、洗いだした問題をあれもこれも解決したい!と色々なことに手を出してしまいがちですが、小さなところから試していくのが大切とのこと。 他のチームの人をうまく巻き込むのもテクニックの1つですし、アンケートやインタビュー結果は日頃から整理しておきたいですね。

竹渓 潤(たけたに じゅん)Fablic/取締役・デザイナー

「FRILリニューアルの裏側にある仮説と検証」

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7月21日に大規模なリニューアルをしたFRILですが、デザインの他にも「女性限定サービスの男性解放」「ファッション特化」といった大きな変化がありました。
特に「女性限定サービスの男性解放」というのはなかなか前例のないことだけに、「既存ユーザーの離脱」や「新規ユーザーの獲得失敗」の可能性という大きな不安も抱えていました。 今回は「リリースする前に仮説検証をする」という点にフォーカスして、「リニューアルで死なないための仮説と検証」についての発表が行われました。

リニューアルのステップは大きく分けて以下の3ステップです。

1.定性的調査・定量的調査に基づき仮説を立てる
2.仮説をもとに設計する
3.段階的にリリースして検証する

中でも調査には特に力を入れ、ユーザーの離脱の原因になるような「やってはいけないこと」を探したと語っていました。

須藤 耕平(すどう こうへい) Cookpad/デザイナー

「機能追加を行う際に考慮しておきたい3つのポイント」

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クックパッドの検索・編成部に所属されている須藤さんからは、「三方良しサービス開発」という考え方の提案がありました。

機能追加を行う際に起こりうる問題として、「機能同士の役割の衝突」や「こう使ってほしいという設計と実際の使われ方の乖離」といったことが挙げられます。 継続的なサービス改善を可能にする土台作りのために、「サービス提供者」「受益者」「関連するサービスの提供者&受益者」がみな良いと思えるものを開発するという考え方ですが「三方良しサービス開発」です。

「定番提案」という新機能を開発する際には、以下のステップで三方良しを目指したそうです。

ステップ1.ページの構成要素を見直す
ステップ2.過去の経緯や事例を見直す
ステップ3.仮説立て(各種指標への影響を検証する)

また三方良しを目指すために考慮したいポイントは、次の3つ。

1.単一の機能追加自体も大変だが、既存のサービスの中に適切な状態で追加すること自体もハードルが高いということを理解する
2.三方良しを意識して、ひとつで複数の問題を解決するプロダクトリリースを
3.こちらの都合ではなく、ユーザーの行動導線に合わせた導線設計・サービス設計を

ユーザーファーストだけに留まらず、提供者や関連サービスの提供者、受益者までもが幸せになる「三方良しサービス開発」、ぜひ取り入れてみたいですね。

坂本 可南子(さかもと かなこ) Cookpad/デザイナー

「新規事業サービス「おいしい健康」の機能追加・改善の仮説検証」

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クックパッドの新規サービス「おいしい健康」担当の坂本さんは、なんと栄養士資格をお持ちのデザイナー。
坂本さんが語る、仮説検証のポイントは以下の3つです。

1.何度もレビューを重ね、改善していくことで機能をみがく
2.リリース後、KPIに届かなかった場合は原因を考えて次の仮説検証に活かす
3.ドッグフーディングをすることで、モックやチーム内では気付かなかった問題を見つけられる

その中で特にピックアップしたいのが、「ドッグフーディング」について。
ドッグフーディングとは、作成したツールやサービスを開発者自身で利用することを指します。
「おいしい健康」チーム内では、使っていて気付いたことはGithubのissueに上げて、徹底的に周知、議論、改善するとのこと。

ドッグフーディングを取り入れる大きなメリットは、以下の2つが挙げられます。

  • ユーザーと同じ目線になれることで、ユーザーの文脈を理解できる
  • モックやチーム内レビューでは気付かなかった問題を解決できる

チーム内のメンバーがしっかりと共通認識を持てるというドッグフーディングは、気軽に取り入れることができそうです。

発表のあとはパネルディスカッションと懇親会が行われました。
登壇者への質問や参加者同士の意見交換が活発で、参加者の方の熱量を感じました。
ユーザーファーストについて、学ぶだけでなく語り合えるコミュニティとしてThink User Firstを育てていくことができればと思っています。 現在、第3回の開催も検討していますのでお楽しみに!

こちらはFablic Advent Calendar 2015の12/7の記事です。 明日はtakejuneさんがFRILのリニューアルについて書いてくれます。ぜひこちらも併せてご覧ください!