inFablic

Fablic開発者ブログ

Fablicの効果検証を支えているGoogleスプレッドシートのお気に入り便利機能5つ

こんにちは。 こちらはFablic Advent Calendar 2016 9日目の記事です。

Fablicでデザイナー兼マネージャーをしている@yuki930です。

フリルのAndroid版のUI/UX担当→Web版のPO兼UI/UX担当を経て、 今は購入全体を見ているチームのデザイナー兼マネージャーをしております。

Fablicのデザイナーは、定性的なユーザーの何気ない声をヒントにし、定量的な大量のデータから執念深くユーザーの行動を分析をしていき、その上で今どこに問題があるのか、どう解決することができるかを日々考えながら仕事をしています。

そのあたりについての詳細はこちらの記事をぜひ御覧ください。

定性と定量の間で考える http://in.fablic.co.jp/entry/2016/12/05/193334

UIデザインのKPI設定 http://keisuke.tsukayoshi.com/blog/3161

今回は、これらで上げられている調査や効果検証の際に活用しているGoogleスプレッドシートについて、いくつかのおすすめ便利機能をご紹介したいと思います。

1.マスターデータの読み込みが簡単にできる

検証していく時、都度自分でデータを入力していくのは大変です…。 Fablicでは主にマスターデータを以下のような方法でスプレッドシートシートに読み込み、データが毎日自動で更新されていく環境を実現しています。

  • Google Analyticsアドオンを使って、毎日定時にデータ取得
  • INPORTDATA関数を使って、Redashで毎日定時に更新されたクエリの結果を自動的に読み込み
  • マスターデータを読み込んだシートをIMPORTRANGE関数やVLOOKUP関数で参照

Google Analyticsアドオンを使えば、Analyticsのデータを自動でスプレッドシートに取り込める

スプレッドシートのアドオン、Google Analyticsのアドオンを入れればGoogle Analyticsで取得しているデータを簡単に呼び出せるようになります。

アドオンの追加は、メニュー > アドオンを取得 から追加することができます。

Schedule Reports機能を使えば毎日定時に自動更新できる

Google Analyticsアドオンでは、都度手動実行する方法に加え 定時実行をセットする事ができます。

メニュー > アドオン > Google Analytics > Schedule Reports からセットできます。

f:id:yuki930:20170111211552p:plain

f:id:yuki930:20170111211604p:plain

これによって、主にAnalyticsで取得しているWeb周りの数字を毎日自動的に取得しています。

Redash + INPORTDATA関数を使えば、毎日定時に更新されたデータを自動的に読み込みできる

Redashが導入されたことにより、特定のクエリを毎日定時実行 & その結果をAPIからCSVとして発行できるようになりました。 このCSVをスプレッドシートに読み込み、マスターデータとして利用しています。

f:id:yuki930:20161212104144p:plain ↑Redash側でクエリを書いて、毎日定時実行させている

f:id:yuki930:20161212104234p:plain ↑スプレッドシート側でINPORTDATA関数を使って結果を読み込む

f:id:yuki930:20161211225756p:plain ↑読み込んだデータを元にピボットテーブルで集計して、その後さらに整形

これまでは、シートを確認するたびにSequel ProでSQLを叩いてデータを出し、マスターデータのシートにコピペする…という作業を行っていたのですが、その作業から開放され毎日自動で最新データに更新されているスプレッドシートを見ることができるようになりました。

Redashの導入の経緯などについてはこちらのninjinkunのエントリーをご覧ください http://in.fablic.co.jp/entry/2016/12/08/113734

2.画像を貼り付けての測定シートもきれいに作れる

image関数を使ってセル内に画像を貼り付ければズレしらず

バナーの効果を測定したときや、UIのABテストをしたときなどの効果測定時は、画像も貼り付けたいときがあると思います。 スプレッドシート上で普通に画像を読み込むと、このようにセルに依存しない状態で貼り付けられてしまうので、何かの拍子におもいっきりずれてしまったりします。

f:id:yuki930:20161212104323p:plain ↑ずれて大変

そんなときに便利なのがimage関数です。 image関数を使えば、セルの中に画像を読み込むことができるので、データがズレる心配がありません。便利!

f:id:yuki930:20161212104337p:plain ↑セルの中にピッタリ収めることができます

3.条件付き書式を使えばデータをよりわかりやすくできる

Excelなどでもできますが、条件付き書式を使えば、データをよりわかりやすく可視化することができます。 条件付き書式は、表示形式 > 条件付き書式から設定できます。

f:id:yuki930:20161212104418p:plain 例えばこんなときに便利です。

f:id:yuki930:20161212104431p:plain ↑TEXT関数で曜日を表示させて、さらに条件付き書式で色を付けたり

f:id:yuki930:20161212104441p:plain ↑コホートを作成して重み付けして色を付けたり

情報に色をもたせることで、パッと見で傾向を認識することができるので便利です。

4.グラフの線や塗りも結構きれいににカスタマイズできる

標準だとわりとこざっぱりとした感じになりやすいグラフ類ですが、実は結構細かいカスタマイズが可能です。

たとえばこのデモデータをなんにも考えずに複合グラフ化すると

f:id:yuki930:20161212104458p:plain ↑このように予算が縦棒に、売上が線になってしまいます。また、100,000からのスタートになっており、売上全体を表せていません

こういうグラフもちゃんと個別にカスタマイズできます。

f:id:yuki930:20161212104510p:plain ↑グラフエディタのカスタマイズ > 系列 から変更したい系列を選びます。

f:id:yuki930:20161212104524p:plain ↑項目ごとに、線、面、列、積み上げ どの形で表示するのか選ぶことができます。 線を選んだ場合は、ポイントの形やサイズも選ぶことができます。

f:id:yuki930:20161212104543p:plain ↑機能の【積み上げ】の項目にチェックを入れれば0からの積み上げグラフにできます。

f:id:yuki930:20161212104603p:plain ↑0から始まる正しい売上の積み上げ棒グラフと、予算の線グラフを組み合わせた複合グラフができました。

スプレッドシートだけでもある程度見やすくわかりやすいグラフを作ることができます。

5.Google Apps Scriptを使えばSlackに通知もできる

Google App Scriptを使えばスプレッドシートの集計結果を毎日Slackに通知することもできます。 slack上で毎日のデータの推移がチェックできるので、チームのチャンネルなどに流してチームみんなで経過をみることができます。

スプレッドシートのURLつきで投稿すれば、すぐに該当のシートにも飛べるのでとても便利です。

ツール > スクリプト エディタから入力できます。

f:id:yuki930:20161212104619p:plain ↑スプレッドシートのツール > スクリプト エディタ から

f:id:yuki930:20161212104630p:plain ↑どのセルのどんな内容を通知するかを設定して、実行時間などをセット

f:id:yuki930:20161212104643p:plain ↑Slack上に通知される

以上、Fablicの効果検証を支えているGoogleスプレッドシートのお気に入り便利機能5つをご紹介させていただきました。 もし知らなかった機能などありましたらぜひ試してみてくださいね!

ちなみに独自ダッシュボードとスプレッドシートの使い分けについて

フリルでは、すべての調査をスプレッドシートにまとめているわけではなく 独自のダッシュボード「Fril Analytics」があり、基本的にはそちらでさまざまな数値の日々の変化が確認できるようになっています。

例えばkurechonの資料にある「売買取引の数」のようなKGIレベルの数字は独自のダッシュボードで日々チェックできるようになっています。 f:id:yuki930:20161211225338j:plain ↑大きな目標数字は独自のダッシュボードからでチェックできる

KGIをさらに分解したファンネルについては、独自のダッシュボードや他の管理画面などでデータが可視化されているのもあるのですが、見れたとしても施策の効果の可視化の方法としては最適な形ではない(日毎の推移を見たいのに、日別でページが分かれているので推移がわかりにくい)場合があります。

f:id:yuki930:20161211225756p:plain

ですので、大きな数字の流れについてはこの独自のダッシュボード「Fril Analytics」で確認しますが、日々行っている細かな改善の結果については、該当する範囲のデータを直接SQLで出して、経過を追いやすいような状態でGoogle Spreadsheetに事前に整形しておき、そちらを見ていくことで成果を確認しています。

最後に

Fablicでは一緒に働いてくださるかたを大募集しています。

データを使ったアプローチに興味のあるみなさま、ぜひぜひFablicに一度遊びに来てくださいね! お待ちしております。

次回の担当は@sinamon129です! お楽しみに♪